テクノストラクチャーの部材の強さ

<テクノストラクチャーの語源>
テクノストラクチャーとは「技術的な・科学された構造」という意味です。
その随所を科学した構造テクノストラクチャーのうち特長を最も説明し易い部材がテクノビームです。
そして、木造住宅の弱点になっていた梁部分を鉄骨で強化した、パナソニックオリジナルの梁材がテクノビームです。

<梁材にのみ鉄骨を使う理由>
木は生育してきた縦向きには強いが、横向きにして使うと弱いです。そのため、柱のように木を縦向きに使う場合は十分な強度が期待できますが、梁のように横向きに使う場合、強度が不足しがちになるといった弱点があります。
この弱点となる木造の弱い部分に鉄骨を用いたのがテクノビームなのです。

建物の梁は、家自体の荷重により若干のたわみが生じます。このたわみが徐々に進行していきます。たわみが年々進行し続けていく現象をクリープ変形といいます。
クリープ変形が起きると、2階の『床鳴り』が生じやすくなり、1Fの建具(和室襖、押入れの引き戸等)が開きづらくなります。
テクノビームは、長期間の経年変化でも、このクリープ変形が起きにくく、長期間の住宅構造の安全性を維持します。