宮部みゆき著。
読み終わりました、、すごい。普通に面白くて「すごい」んですが、、。
何がって、、乱暴な言い方ですが、すごい無駄が多すぎでしょう笑
複雑な事件だけに直接的にも間接的にも関係者となる登場人物が次々と、これでもかと登場し、それぞれそのバックボーンをとにかく掘り下げる。
たとえば被害者宅のお隣さんの家族構成はどんなで、ばあちゃんの生い立ちから、その子供たちまで、家族・個々が苦労したこととか等踏まえたうえで、事件とどんなつながりなのかをひたすら解明していくような構成です。
それらをもっと必要最低限なだと省いていけば、複雑な事件だけども文章量は半分で済んだのでは?と思ってしまう。単純に、ミステリーとして、一体真相は何なんだと読み進めていくなら。
一つの事件に対してこれだけの人たちが大小なりとも関わり翻弄されるのだということが、この小説の趣旨なので、自分の感じたことは著者の意図することなのでしょう。