ケルティックなパワフルジャーマンメタルに、QUEENばりのコーラスワークとクワイアを多用する、トールキンあたりのコンセプトをメインにストーリーテラーであり、ファンタジックなバンド。一番好きです。
個人的に一番は7thアルバム「A NIGHT AT THE OPERA」(一概にオススメはできない。3th~5thアルバムが黄金期と言われる)
発表当時、賛否両論の嵐を巻き起こした笑、オーケストレーション・クワイア・ギターエフェクトをこれでもかと多用し、曲展開もスロー~ミドル中心になりかなり複雑にした一枚。内容はジャケットのイメージそのもので、もはやカオス、漢、オペラメタル。
音の洪水、暑苦しい、やかましい笑。近作で、漂わせていたオペラ感を、この作品で思い切りやっちまいましょう!!的なノリ。
結論。美しい。超カッコイイ。
⑩and then there was silence 14分ある大曲ですが、ドラマチックで美醜、緩急、静動がありアルバムのクライマックス。「戦いは終わった」みたいな明るいパートにライブで大盛り上がりした記憶がある。
そして、次の問題の8thアルバムですよ。
「A TWIST IN THE MYTH」
自分が一番好きなドラマーだった、トーマスが抜け、、新しくフレドリックが就任。どんな感じになるんだろうと心配してましたが、、メチャ良い。この7th~8thの流れが好き。
前作で、おそらくバンドとしては、やりたいことは全部やり切った彼らが、
本来の自分たちの姿に戻り、シンプルに、かつ新しいことも始めようとした心意気がうかがえる。
装飾コテコテだった前作と比べると、もの足りなさがハンパ無い。
けども、その落差が心地よい。これが本来のブラガだ。これで良いんだと。安心感がある。新しい要素、実験的な曲も交えつつ、曲が粒ぞろいでアルバムとしての質は高い。
そう、この落差、、、
サウナと水風呂、ラスボスの戦場と帰ってきた故郷の村、富士山頂と田貫湖、
その対比みたいな心地よさを感じる。