ANGRA

クラシックなメタルをベースにブラジルの民謡や楽器を融合したバンドの2nd「Holy Land」。コロンブス、大航海、インディオあたりコンセプトのようです。

Holy Land (album) - Wikipedia

アマゾン風のSEから、続く2曲目のイントロでまさかのサンバリズムのギターリフ&ドラム笑超カッコイイ。。

サンバの複雑な縦ノリ、ストリングスを絡めたリード隊が前後左右に揺れる3次元のグルーブ、正に嵐の船出。オープニングにふさわしい一曲。

アルバムの肝である大曲Carolina Ⅳ。個人的にANGRAで一番好きな曲。

イントロからインディアンをイメージさせる強烈なブラジリアンリズムのドラム&ギターリフ、そしてバンド史上最速で疾走。それにアンドレの美しい歌メロが乗る。伸びやかで癖のあるハイトーン、ファルセット。後任のエドゥも味があって良いけど、味という意味ではアンドレ派だな。

エドゥが味噌ならアンドレは醤油だな。

ボサノヴァ調のリズム、ピアノが心地よいさざ波を想起させるタイトル曲「HolyLand」、

もう知らないよそんなアマゾンな音楽的な「The Shaman」あたりまでアルバムが進むと気付くことが有る。彼らは、メタルにブラジル音楽を取り入れているのではない。ブラジル音楽をメタルで表現しているのだと。

これは、有名な建築デザイナーが現地の素材を使って、世界中で自身の持ち味を表現する事に通ずるものがあるな。これぞアーティスト。

 

5th「Temple of shadows」も素晴らしい。

Amazon.co.jp: Temple of Shadows: ミュージック

というか、ANGRAは1st~5thまで全て名盤だな。