イギリスのプログレッシブロックバンドの傑作、邦題「危機」。
やはり、一枚選ぶとしたらコレです。アグレッション、ヒーリング、ドラマティック、ファンタジー、ストラクチャー。
自分にとって音楽に求めるものすべてがある。至高の一枚。
1,close to the edge
グッチャグッッチャ、ギッコギィッコ、グルリッグルリッチョしているイントロ。
螺旋回転しながら急上昇急降下し収束と発散を繰り返す、正に混沌。最初聞いた時の衝撃はすごかった、、、
各楽器が滅茶苦茶に弾いてるようにしか聞こえませんもん。
その後、春の小川のせせらぎのようなメロディーにつながり、ヴォーカルが入ります。
途中のパイプオルガンパートの荘厳さ、火花散るキーボードソロ、無駄なパートが無く、20分の大曲ですが、
全く長さを感じません。
歌詞は哲学的で比喩のオンパレードで難解(人間の精神世界の変化を歌っているらしい)。
世界(地球)の危機、それの救済を描いているようにきこえるんですけどね。。。
2,AND YOU AND I
癒される。。落ち着いたアコースティック調でどこかオリエンタル、これも10分を超える曲。
このアルバム、全部で3曲しか入って入ってません。
この曲の配置が絶妙。
3,siberian khatru
アルプス一万尺をモチーフにした(?)明るくポップでさわやか、キャッチ―なロます。ック。
どう聞いてもアルプスです。高原で鹿たちが踊りまわっているのがめに浮かぶ。
といっても、超カッコイイ。こういう曲がしれっと入っているあたりがクール。
プレグレというと、曲が始まっても歌が入るのが4分後くらいとか、曲が長くて疲れるとかネガティブな面があると聞きますが、
このアルバムはかなり聞きやすいと思います。